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沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック ヤンバルクイナ
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11月11日(金「辺野古埋め立て容認」の政府べったりの
         ”とんでもない高裁判決”破棄を迫る
                   最高裁への行動
(参加人数約70名)
                 
                                            
 「呼びかけ 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
 
 朝から雨が降る寒い一日でした。行動がスタートする12:00ごろには、何とか雨も止みましたが。
 この高裁判決は沖縄差別そのものであり、高等裁判所の長が「沖縄差別は正当なんだ」というlことを認めさせようとする
               
「とんでもない判決」です。この判決を首都圏に住むものとしてモノ申さなければ、沖縄差別を自ら認めたことになって      
しまいます。「私たちの内なる沖縄差別をしっかりと認識する機会とし、ほんの少しでも最高裁を揺さぶりたい
。最高裁に対して直ちに弁論を開かせ、公正で、中立な審理を行わせ”この判決を最高裁で破棄させなければならない」の思
いで、60〜70名の人々がこの悪天候の中、馳せ参じてくれました。呼びかけた一坪関東ブロックとしては緊急の呼びかけであ
り、
 悪天候も重なり、参加は30名ほどではないかと思っていましたが、その倍以上の心ある人々が集まってくれ、最高裁にインパク
トある行動ができたと思っています。
 
 12:00、司会の「この高裁判決を指揮した多見谷裁判長は、証拠に基いた事実認定もせず、県からの8名の承認申請を全
て却下し、辺野古が唯一の移設先だと、政府見解をそのまま受け入れたとんでもない判決だ。決して容認できない。最高裁が
この高裁判決を破棄するよう強く要求しよう」という宣言で、行動は始まりました。

                               
 次に一坪反戦地主会関東ブロックのA氏から「沖縄に心寄せている人々をがここに集い、沖縄差別、とんでもないコピペ高裁
判決を破棄させるため、最高裁職員、裁判官に強く訴えよう」とういう力強い宣言がありました。

 そしてそのあと参加者の中から10名ほどが、「証拠調べもすっ飛ばした判決など
ありえない」、「この判決は国と地方は対等だという地方自治法を無視している。自
治体は国の下請け機関になってしまう判決で認めてはいけない」、「公有水面埋め
立て法をも無視し、政府の言う国防、外交を国の専権事項で、辺野古埋め立ては
仕方がない。沖縄は我慢を押し付けている容認できない判決だ」「この判決を容認
することは司法の死を意味する。独裁政治にお墨付きを与えることになる。許
してはならない」などなど最高裁に向かっての発言がありました。
 それぞれの人が、流暢ではなくとも自分の言葉での発言であり、私たち聴く者の心
によく届きました。途中司会の機転で、最高裁に向かってシュプレヒコールを何度が
はさみながらのリレートークでした。
 
 そして12:30〜は沖縄現地から大城悟さんが電話メッセージを寄せてくれました。
「沖縄高江では今本土機動隊の暴力で5人もの仲間が不当逮捕され、そのうちの2名は事件から数週間がたって、自宅で逮捕される
というめちゃくちゃな弾圧が行われている。政府は、アメリカにせっつかれて何が何でも12月中に工事を終わらせようと焦っている。高江
の森はズタズタにされている。
 しかし私たち沖縄県民、高江住民は決してくじけない。高江の闘い、辺野古の闘いにとって、東京での今日のような最高裁への行動
は本当に心ろ強い。これからも連帯して闘いを進めていきましょう」
 
 我々の思いがこの国の権力機構、最高裁にそう簡単に届くものではありません。私たち一人一人があきらめず、何度でも声を上げ続
けることが司法に風穴を開けることにつながるのではないでしょうか。案の定、それは要請書手交のの時の国家権力をかさにきた最高
裁の態度に壁の厚さを痛感させられました。
 
 12:50ぴったりに、裁判所のシキバラ氏が要請書を受け取るため、西門の外の最高裁敷地にを現れました。そこでどの庁でも当
たり前に行なっている、マイクを使い、要請文を読み上げようとすると、「それはだめだ。申請者にも事前に言ったはずだ」。しかし申請者
Y氏は聞いておらず、ダメな理由を聴いても答えず、ダメの一点張りで、「早く手渡してくれ」と繰り返すばかりでした。結局司会が機転を
利かせ、シキバラ氏との押し問答中に、マイクを使って要請書を読み上げてたのでしたが。やはりどんなに理不尽でも権威をかさに
私たちの正当な要求をかたくなに聞き入れようとはしませんでしたのです。これが現実だということを、痛感させられました。
 
 最後に今後の行動提起があり今日の最高裁行動を終わりました。参加された皆様ごくろうさん
でした。
 またユーモアと皮肉のきいた「多見谷逸郎裁判著の似顔絵プラカード」の製作者ありがとうご
ざいました。   
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